こんにちは!柳でございます。
S11の詳細発表されましたね。ランク20で良さげなグラジオポーズがゲットまで出来るとは!
とても良いと思います。
ただ、マスピカの色違いが出なくなるとのこと…なんでそこ絞るん?とは思いましたが。
まぁナイアンはナイアンなりの価値観があるのでしょう。きっと。
閑話休題。
いやー今回の記事、最高にタイトルが堅物理系っぽくなりましたね。
まぁ私自身がそのような理屈マンで、そういう人間ということで許してください。
今回もシーズンまとめをTwitterでさらっとやって終わりにしようと思ったのですが、
伝えたいなって思う内容が色々考えてるうちに雪だるま式に増えてきてしまったので記事化することにしました。
- 最終ベテラン~エキスパまではいけるけど、中々先へと伸びない
- シーズン12で初レジェンドを目指したい!
- S6~S10となんとかレジェンド達成したけどだんだん辛くなってきた
そんな方への軽い処方箋になればいいなとは思います。
ご興味ある方は、自分探しの旅をしても自分が見つからず、結局飯の写真をアップしてる迷える青年のインスタと同じ温度感で見ていっていただけたら幸いです。
自分のS10振り返り
ざっくり自分のS10の流れをまとめるとこんな感じ。興味ない方は飛ばしてね。
オリジナルパーティが思った以上に追い風でハイリミで世界一チャレまでいく
↓
失敗、滑落。報酬ポーズも欲しい訳ではないしラグバグだらけだし反動によるやる気の欠如
↓
楽に勝てそうなシンオウに目をつけて少し気合入れる
↓
結局微妙で終わり、本腰入れてHLPクラシックでレジェ達成
↓
達成直後にアルセウス発売、ヒスイ地方へ
↓
思ってたより楽しい上にボリュームがあり失踪(←イマココ
今季は初世界一チャレを経験したものの、過去一やる気が無かったシーズンですね。
ラグバグが頻度&質、共に本当に酷くて対戦ボタン押すのがつらいシーズンでした。


合わせて、マッチング待機の時間が過去一長く、実生活に影響が出るのも本当ストレスに感じましたね。
リアルが忙しい中、世界一チャレを無理して強行したのも本当良かったような良くなかったような…
何事も無理せずほどほどにってな感じってのを学んだシーズンでしたね。
S10で特に感じたこと
まぁ自分のお気持ちなんぞはどうでもよくて。
S6からずっとGBLに潜っている身として、後は界隈をtwitterで眺めている身として
今回のS10で一番感じたことは「一定レベルのスキルを持つプレイヤーが増えた」ことです。
この一定レベルというのは、過去シーズンS6~S8ではレジェンド達成できるレベルくらいかなと。
要因として考えられるのは
- ラグバグで過去シーズンに比べて相対的なプレイヤー数の減少
- プレイヤースキルの早熟化
- 見切りをつけたライトプレイヤーの離れ
こんな感じかなと私は思っています。
シーズン初期のランク2~3で既にガッチガチのガチパばかりと当たる始末でしたからね…

同じように楽が出来ないシーズンと感じた方はかなーり多かったんじゃないかなと思います。
プレイヤースキルの早熟化
今やyoutubeやブログ等探せばいくらでもGBLの上達方法が見つかる時代になってきました。
それにより、ヤルキモノ新規である方々のスキルが以前より早熟になり
ある程度のレベルまではすぐに到達できるようになってきたように思います。

私自身はプレイヤースキルを常に研鑽しているわけではないナマケモノなのですが
やはりS6⇒S10を通して楽に勝てる対戦というのがどんどん少なくなっているように思います。
ベテラン帯でも平気で交代受けやCCT完璧事案が多かったりしますからね…
ですので、さらに深入りスキルを磨かないとレジェンド到達は難しくなっていく。
その流れは新規が入らない限りは今後加速していくんじゃないかな~なんて思います。

S6~S10でのレジェンド到達の成功体験に囚われて現状維持では、上がるスキルボーダーに追いつけなくなる世知辛い時代。。
これからのレジェンドに求められるスキル
前項でもちょっと話した「深入りしたスキル」、言い換えれば「これからのレジェンド到達に必要なスキル」について具体例をいくつか挙げてみることにします。
①複数パーティを使える力
1つのパーティを使って立ち回りを極めても、レジェンド到達は難しい時代になってきました。
なぜなら、所謂砦草草や熊甘甘等のABB構築、初手環境読みに特化したABA構築等の、特定のパーティ狙い撃ち構築が増えてきており、
従来のバランスパーティvsバランスパーティで通じていた実力で捲れる対戦が減ってきたからですね。
マッチング前に勝敗が決まってしまう対戦が増えてきている訳です。
なので、前シーズンではレジェンド到達できたパーティを狙い撃ちされた構築が増えたら

前シーズンではレジェンド達成してるのに爆負けしたんだけど!
とか

今シーズンは中々勝てない…レートが伸びない…
なんて事が起こります。
こうなってしまうと、何をどうやっても抜け出すのは難しく、他のパーティを使うしかない訳です。
つまるところ、単一パーティしか使えないと、よほど環境に合っていない限りレートは伸びないのです。
②パーティ分析力
①でマッチング前に勝敗が決まってしまう対戦が増えてきていると説明しましたが、
「勝ち筋があった対戦orパーティ負けを正確に分析する能力」
も必要になってきていると思います。
具体的には、実際に潜った後
- 引き先を変える事で対面返せたか?
- ブラフを打つことで対面を返せたか?
- 起点をつくってわざ2打つ機会は増やせなかったか?(これ一番見落としがち。録画必要?)
このような事を考えて勝ち筋の有無分析が出来るかどうかです。
勝ち筋が実は結構残っているのにハイハイパーティ負けとなってしまうと、何が環境に合っていないかの要因がぼやけてしまい、次にパーティ調整する時に正確な調整が出来なくなります。
逆に、勝ち筋がかなり厳しい(ブラフ2連+交代受けが必要とか)対戦が多いにも関わらず、有名パだからとか、前シーズンレジェ行けたから等の理由で使い続けると、負けが込みます。
このように、自分の今潜っているパーティが実際の環境に対してどうかを分析できる事は、プレイヤーの対戦スキルが煮詰まってきている昨今でより大切になってきているように思います。
③パーティ選定能力
②で分析した要因を基に、パーティを適切に組む力の事を指します。
具体的な思考内容としては

自分のパーティはこういう負け筋を引いている事が多いから、それを潰す為にこのポケモンを似たこのポケモンに変えてみよう!(似たポケモンへのチェンジ)
とか

このポケモン自体が環境に合わな過ぎて採用する事が負け筋なので、もう相性補完から組みなおそう!この相性補完なら今の環境に適しているかも…(パーティコンセプトの変更)
とか

今の環境はこのポケモンの採用率がめちゃ高いから、そこをメタるABB、ABA構築を組もう!(環境メタ)
例を挙げるとこんな感じかなーなんて思います。
要因がしっかり分析できていて、それに対しての自分の持っている知識から適切な答えを出せるかが大事です。
特にこの知識の部分においては
- 過去にこのポケモンがめちゃ刺さった
- このわざ持っているポケモンは大体強い
- このポケモンを使い込んで他の人が知らないポテンシャルを知っている
私はこんな部分から引っ張ってくる事が多く、GBLに潜った経験が特に活きるパートかなと思います。
上位プレイヤーなんかは、ここの知識からの適切な答えを出す能力というのが非常に秀でている気がします。

何でこんなポケモン採用してるんやろ…なるほど!そのアイデアはなかった!
なんてなる事が毎シーズン本当多いですから。
この引き出しの多さは潜っていないと絶対身につかないスキルかなと思います。
④カウンティング精度
①~③とは完全に別で、これは対戦中のスキルの話です。
だし負け等の不利な対戦からの捲る為の糸口は交代受け等から作成されます。
それを決められるかどうかを決定づけるのは、結局基本であるカウンティングの精度だと思います。

有名ポケモンは把握してるけど、マイナーポケモンや新規で入って来たポケモンは知らない…
こんな状況だと、意図しないわざ2を食らってしまったり、必要でない交代受けをしてしまったりする訳です。
特に限定リーグなんかでこのような状況になってしまっている人は多いんじゃないでしょうか?
カウンティング一つの知識でレート戦では30の差が付く事を考えれば非常に大事だといえます。
加えて、サボると身に着けた知識もどんどん曖昧になっていくのがカウンティングの怖いところ。
一度身につけたからカウンティングは適当でいいやと思うと、その適当なプレイがどんどん癖になります。
実際に私がそうなので。経験者が語ってます。ほんと良くないです。
今回私が世界一チャレンジを失敗してしまった原因も、結局はこの部分が大きかったです。
- 寝不足の頭で適当カウンティングをするくらいなら、しっかり寝て集中した精度高いプレイを。
- カウンティングできないポケモンを相手が使ってきたら、必ず調べる癖をつけること。
この2点はマメに意識しておいて絶対損はないはずです。
情報に対してのアプローチ方法
ここまで長々と色々真面目な手法を書きましたが、正直な所

社会人だから、そんなにポケモンGOに割ける時間がないよ!!
なーんて人も多いのでは?
そんな方は、Twitterで流れてくる有識者の知識やパーティを参考に上手い事やってる方が多いと思います。
気軽に流れてくる情報は取得しやすい反面、発信者が信用おける人だとその内容について考えなくなるという特性があるように思います。
昔より今は前述のプレイヤースキルの成熟により、環境が回る速度も物凄く早いです。
また、レート帯によって環境は変わりますので、得られた情報が自分のレート帯で通用するかどうかはわかりません。
ですので、情報を考えないで使う事が逆によくない結果を招いてしまっていることがあるわけです。
つまるところ、私はここで一つ思考を挟むとそのダメージは軽減しますよ!という事を言いたいです。
その思考のアプローチ方法をいくつか挙げておきます。
①パーティ情報に関して
この構築で爆勝ちしました!なんて感じでトッププレイヤーがパーティ紹介されている事があります。
大体皆さん自信ある構築を上げていると思います(自分がそう)ので、まずそのパーティが勝てていることは大体本当です。そこは信用していきましょう。
そのパーティのコンセプト(どこで勝ちを狙うか)をざっくりつかめるようになるとより有益です。
それの掴み方として見るべきポイントは
- ギミックパーティ(ABB)や対面構築(ABA)の場合は標的をどのポケモンに置いているか
- 相性補完のペアはどの2匹で成り立っているか、その2匹は環境頻出の相性補完に対してどうか
- 〇〇が来たら終わりやんの〇〇は?
こんな感じで私はざっくり紹介されているパーティが勝てている理由を探っています。
正直、ここは詳細に分析するとより力が付くのは間違いないですが、考えすぎも沼にハマりますので、適度に考える感じで良いと思います。
理由をある程度把握していれば、負けが込んだ際に修正できるようになり、傷が浅くなるかなと。
②環境情報に関して
新リーグ始まる前に、海外の方の事前環境予想かなんかでメタ図がよく流れてきますね。

そのメタ図の関係性を理解しておくことは環境読みとして重要ですが、この情報で気を付けたいのは
「濃淡が無い」
こと。言い換えれば
「どのポケモンが特にメジャーで、どのポケモンがマイナーかの情報が無い」
という事ですね。
実際には高SCPや技範囲の広い汎用性の高いポケモンがよく使用される傾向にあります。
言い換えれば、すべてのポケモンが並列に採用されがちなんて訳ではないということ。
ですので、一旦潜って実際の潜ったデータが取れた後、そのメタ図の中で特に何の使用率が高いのかに一度立ち返る事をオススメします。
これにより、実際に自分が思っている環境と、実際の環境との差異を少しでも無くせますので、
上記の①と同じく上手くいかない時の修正がより正確にできるようになるように思います。
おわりに
今回は偉そうに長々と語りましたが、みなさん如何だったでしょうか?
正直、自分としてもこの周りのスキルの成熟による難易度上昇は覚悟していたものの、いざ目の当たりにすると段々しんどくなってきましたね。(世間的にはだんだんおじさんになりつつあるので)
特に思考の瞬発力。落ち着いて考えればわかるものの、いざ実践中には頭を回せなくてダメダメ…なんて事が増えているように思います。今季のシンオウは本当キツかった。
ただ、それ自体は知識や経験でカバーできるのもポケモンGOの面白さ。
特に自分は環境読みパーティ勝ち戦略を貫いてますので、クソプレイングでもほかの人よりかは勝てている自負はあります。
何かしら+@のスキルを磨いたり、ちょっと思考を回した先に、遠いようで実は近くにあったレジェンドへの道がなんだかんだ見つかるのかなと。
この記事が皆さんのレジェンドへのヒントに少しでもなれればこの上なく幸いに思います。

S11、S12も楽しんでいい夢見ていきましょう!!
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