この記事を読むと

・わざ2の発動が同時だったらどうなるの?
・交代ってターンがかかるの?
・打てるはずだったわざ2が打てなかった!何で?
なんて疑問が解消します。
この記事を読む前に「カウンティング」「CCT」を習得しているとより理解が深まります。
GBL対戦中には知っていると知っていないとでは差がつく仕様がいくつかあります。
今回その中で、重要なものを4つご紹介します。
これらを全部頭にいれていると、勝ちに向けてより正確な判断を取れるようになりますので、
一つ一つ、しっかり理解しましょう。
それではいきます!
①わざ2の優先順位

わざ2の発動が自分と相手同時になった時はどうなるんだろう?
こう考えたことはありませんか?
この時は、攻撃力が高いポケモンのわざ2が優先されます。
原作と違ってすばやさという概念がない代わりに、その部分で優劣がつくようになっています。
ここでいう攻撃力は個体値や種族値ではありません。
- 参考 ステータス計算式=(種族値+個体値)×PLで固定の値
上記で導き出されるステータス上の実数値です。
相手ポケと自分ポケ、どちらの攻撃力実数値が高いかの把握をしていると起点や奇襲等の応用技術を実施する際に役に立ちます。

主要なポケモンの攻撃力はざっくりで良いので覚えておくと、戦略の幅は広がっていくよ!
特にマスターリーグ等の個体値が理想個体で攻撃力にブレが無いリーグではこのような知識が重要になるのではないかなと思います。
②交代のターン数
CCTの記事のところでも解説しましたが、GBLにはターン数という概念があります。
ポケモンの交代にも、もちろんターン数が必要であり、交換完了までに1ターン(0.5秒)かかります。
知っているいないで、違う実例を一つ挙げると

CCTを決める際、このターン差を加味していないと、わざ1を差し込まれたりします。
プレイしながら瞬時にズレを加味した最適ターンを計算するのは難しいですが、
意識しておくだけでも大分違うと思います。頑張りましょう。
③わざ1のダメージ判定について
わざ1のダメージ判定とエネルギーが溜まるタイミングは、ターン終了のマイナス1ターン目です。
なんのこっちゃ?と思う方がいらっしゃると思いますので図示してみましょう。

これからわかる通り
3ターンわざのダメージ判定は2,5ターン。
2ターンわざのダメージ判定は、1,3ターンに発生します。
この仕様を理解していると、色々と正確に状況判断が出来るようになります。
例えば、以下のような状況があったとします。
- 相手はあと1発3ターンわざを打てばわざ2が打てる
- 相手のHPは自分側の2ターンわざ2発で落ちる
この場合、バトルの結果はどうなるのでしょうか?
結果を図示するとこうなります。

相手側のわざ2の発動タイミングと、自分側のわざ1のダメージ判定が同時になり、
相手はわざ2を打つことが出来ずに倒れる事になるのがわかりますね。
このように、仕様を理解して展開予測ができるようになると、状況判断で、応用が効いてくるようになります。
ダメージレースで優位に立てますので、しっかり理解するようにしましょう。

①と②を合わせた応用技術として、わざ1のダメージが入る1ターン前に交換をして、わざ1のダメージを交代先のポケモンで受ける「わざ1の交代受け」なんて技術もあるよ!
④わざ1差し込み時の扱いと待ち打ち
わざ1のダメージとエネルギーが溜まる判定が相手のわざ2発動タイミングの後にある場合、その判定はバトル再開後1ターン経ってから有効になる
という大事な仕様があります。
文字だけではなんのこっちゃなので、仕様の理解が必要な実例を交えてご説明します。
例えば
- 自分は一発わざを差し込んでわざ2のゲージが溜まった
- 自分はわざ2打てば勝てる
このような状況があったとします。
この時に、仕様を知らずバトル再開後にわざ2を早く打ちたくて連打するとこうなります。

バトル再開後余計なわざ1が発動してしまい、すぐにわざ2が打てていませんね。
このような状況を受けて

なんで溜まってるはずなのにわざ2打てないんだよ!!バグか!!
なんて言ってる方をよく見かけることがあるのですが、
実際はエネルギーが有効化される前(=わざ2ボタンを押せる前)にタップしたせいでわざ1が発動してしまっているだけだったりします。

この場合で、自分側のわざ1が5ターンわざのやきつくすで、わざ2を打つのが遅れている間に相手に倒されて負けてしまったら、目も当てられないですね。
今回のこの場合の正解の動き方は

このように1ターン何も入力せず、差し込んだわざのエネルギーが有効になった時点でわざ2ボタンを押すと、最速でわざ2が打てます。
この一連の技術を「待ち打ち」といいます。
これは知っていると知っていないで、勝ち負けが変わる場面が1シーズンに1回くらいの頻度である(私の体感ですが…)重要な技術です。
しっかり実践できるようにしておきましょう。
おわりに
今回はGBL対戦の基礎仕様をご紹介致しました。いかがでしたでしょうか?
私も実際にGBL駆け出しのころ、今回ご紹介した内容について

そういう事なんだ…知っていれば勝てたわ~…
という経験をしています。
しかも何度も失敗して、やっと調べて理解した記憶があります。
ですので、1度した失敗を繰り返さず、しっかりと見直すことの大事さは身に染みているつもりです。。
特にレート戦ではその判断ひとつでレート30違うわけですからね…
今はレジェンド目指すには必須の知識ではあると自信を持って言えますので、
皆さんは、私を反面教師にして、早期のしっかりした理解を目指しましょう!
それでは未来の勝ちに向かって!いい夢みていきましょう!