この記事を読むと

・ブレイクポイントって何?
・結局どうやってGBL用ポケモンの個体値を決めれば良いの?
なんて疑問が解消します。
育成、厳選をしているとたまーに聞く言葉「ブレイクポイント」

有名なプレイヤーがこのポケモンは「○○ブレイク」がオススメって言ってるけど、何のことなの?
そのように思っている方は少なくないんじゃないでしょうか?
今回は、ブレイクポイントのメカニズムとそれをポケモンの厳選にどう生かすかについて解説していきます。
ではいきましょう!
ブレイクポイントって何?
結論から言いますと、ポケモンのダメージが変わるポイントになります。
どういうこと?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、論より証拠ということで例を見てみましょう。


これはSLにおいて個体値の同じマリルリと個体値の違うチルタリスのバトルシミュレート結果を並べたものです。
結果におけるマリルリの残りHPが94と48と大分違っていますね。
これはチルタリスの個体値がこうげき寄りになることで、りゅうのいぶきのダメージが1→2になり
与えるダメージが単純に2倍になっているため、このようなことが起こります。
このようにダメージが(1から2に)上がる事を「ブレイクする」
ダメージが(1から2に)上がる境目のステータス実数値を「ブレイクポイント」と言います。

わざが「ブレイク」することによって試合を有利に運べたりする可能性があるって事だけ今の段階では覚えておこう!
また、このブレイクポイントの議論に関しては基本わざ1(例でいうとりゅうのいぶき)について行われます。
1試合に数回しか打たないわざ2(例でいうとゴッドバード)がブレイクしてもあまり戦局を左右しないためです。
ではなぜこのような事が起こるのでしょうか?
これからメカニズムについて解説していきます。
ダメージ計算式とブレイクポイント
そもそもpvpにおけるダメージ計算が何によって影響されているのでしょうか?
実際にその計算式を見てみましょう。


なんだこれ…難しそう
と、これを見て思う方がほとんどだと思います。数学アレルギーの方にはきっついと思います。
でも安心してください。
これだけの要素の中で個体値が影響するものに限って言えば、実は1か所だけなんです。
それは左端の 自分の攻撃実数値/相手の防御実数値 ここのみになります。
ほかの要素は使うポケモンと使う技が決まった時点で確定しますので、
実はブレイクポイントは自分の攻撃力と相手の防御力の実数値のせめぎあいでほぼ決まるということがわかります。

互いのポケモンの個体値によって決まる実数値によって、計算式の結果が変わり、それによってダメージ量が増えたり減ったりすることが起こるんだね!
実際のブレイクポイント計算はどうやるの?

メカニズムはわかったけれども…毎回これ計算するの…無理じゃない?
そんな方のためにしっかりこのブレイクポイントを自動で計算してくれるサイトがあります。
このサイトで、使いたいポケモンと、わざ1、個体値を入力すると、理想個体(SCP1位)に対して与えるダメージと受けるダメージが一覧になって出てきます。
- 自分の使いたい子のわざ1が相手のポケモンに対してブレイクするか(自分のわざ1のダメージがどうなるか)
- 自分の使いたい子が相手のわざ1ブレイクされるかどうか(相手のわざ1のダメージがどうなるか)
この二点を瞬時に計算してくれます。とても便利ですね。
また、逆にこのポケモンにはブレイクして、このポケモンの技はブレイクされないような指定をして、それを満たす個体値を逆引きで検索できます。

上位プレイヤーに関しては、実際の環境に合わせて仮想敵を設定して、この子にはブレイクしておきたい、されたくないを設定した上で、個体値を厳選したりしているね。
最低限1回は、育成前に自分の個体がブレイクするかしないかを調べておくといいでしょう。
実際どこまでブレイクポイントを見ればいいの?

じゃあ、どこまでブレイクポイントを気にして個体値を厳選すればいいの?
実はこれ、永遠に答えが出ない問題です。twitterなんかでもよく議論になりますね。
色々な考え方があり、基本的に個人の自由です。宗教みたいなもんです。
使っている方が納得いっていれば良いと思っています。
ただ私自身の意見として
レジェンドを目指すならブレイクポイントは気にせず、SCP順位だけ気にしていれば問題ない
というのがあります。
理由としては
- タイプ相性やプレイングなど、もっと重要な点がある為、十分カバーできる。
- そもそも相手の個体が、想定個体である場合が少ないため、シミュレーション通りにいく試合はそう多くない。
- SCP順位を気にしていれば、少なくとも「ブレイクされる」ことは少なくなる
こんなところですね。
厳選ラインが上がりすぎて、個体が育成できないよりかは、単純にSCP高順位を育成する方が良いと思います。

とても細かく厳選したところで、勝率にものすごく大きく影響するものではないというのは覚えておこうね。
まとめ
今回はブレイクポイントについて解説させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?
使う個体によって戦局が変わる可能性があることが少しでも理解して頂けたら幸いです。
過度な厳選に囚われないで、自分の余力とよく相談して、計画的にいきましょう。