新シーズン9の内容や新レギュレーション発表されましたね。
そんな中で注目は毎シーズン恒例の新たな特殊レギュレーション「リトルジャングルカップ」
レートの安定を取るなら今までの経験が生きる同時開催のマスターだとは思うのですが、

考察好きとしては、新しいものにどうしても惹かれる衝動が抑えられない!!
こんな私みたいなモノ好きはきっといらっしゃると思っております。
考察好きさんも、マスターの駒無しでしぶしぶ参加さんも、マスターのベテランが怖いから逃げるさんも。
みんなで一緒にリトルジャングルカップを勝って楽しい期間にしたいはず!
前置きは長くなりましたが、そんな感じで考察記事です。
twitterでリクエスト頂いた方ありがとうございました。
あくまで事前予想ですので、実際の環境とは異なるところがあるかとは思いますが、
事前にある程度の予測と準備をしておくことにこしたことはないとは思いますので
親から仕送りで送ってもらった米くらいの感覚で見て行っていただけたら幸いです。
レギュレーション
まずはレギュレーションの確認です。
- CP500以下が参加可能(従来のリトルカップと同じ)
- 進化ができないポケモンも参加できる(後述の禁止以外実質すべてのポケモンが参加可能)
- ノーマル,くさ,でんき,どく,じめん,ひこう,むし,あく タイプを持つポケモンが参加可能
- ツボツボ、ドーブルは参加不可(まあ当然)
こう改めてみると、またエッジの効いたルールですね。
通常のSLやHLとはダメージ感覚が一新されるので、事前に考察してるしてないで差が出るリーグなんじゃないかなと私は思います。
抑えるべき環境の要点
レギュレーションから予想する、環境を構成するだろうポイントを数点まとめてみました。
①わざ威力による等倍対面ゴリ押し

CP500レギュにおいてはわざの威力の影響がSL,HLより顕著にでます(なぜなのかは語ると長くなりそうなので割愛)
ということは、等倍対面において
- わざ2の確定数の減少(SLだとのしかかり3発が本レギュで2発とか、カノンやブレバで大概ワンパンとか)
- 高威力のわざ1(あまえる、はっぱカッター)の確定数の減少
- わざ2を耐性で受けても確2取られたり、またはいまひとつでもシールド2枚貼りで強引突破
のようなわざの威力でゴリゴリ押してシールドアドや対面保持ができるようになります。
これらにより、タイプ一致であまえるが打てるリトルトップメタ常連のモンメンなんかは本レギュレーションでも間違いなく強力な気がします。
また、DPEに優れた高回転わざ2方面で優秀なポケモン(のしかかり、マッショ持ち)なんかもトップメタにあがってくる気がします。
②耐久の王様ラッキーの存在

高SCP族の常連、ラッキー様が本レギュレーションにおいては参戦可能となっております。
SCP数値は脅威の821!!
一般的な耐久の良いポケモンがSCP500~600程ですので、文字通り桁違いですね。
無対策だと、耐えられてシールドアドかタイプ一致はかいこうせんで葬りさられること必至。
本レギュにおいては、高SCPカウンター族の採用もなかなか難しいため(タチフサくらい?そもそもこいつ作れるのか?)意識的に対策をすることは必須なのかなと思います。
③高SCPカウンター族の不在による影響

大抵制限レギュレーションにおいては、耐性の優秀な鋼ポケモンがトップメタに入り、その対策としてカウンター族がピックされることが多いのですが、
本レギュレーションのタイプ制限や、CP500という制限のおかげで高SCPのカウンター族が不在という形になっております。
②でも触れたラッキーや、どこでもいつでも常連Gマッギョ、ブラッキー等の対策が少し難しくなっています。
流石にコイツらの対策をせずにパーティを組んで安定の勝率というのも難しい気がしますので
絞られてくる対策候補を把握しておくことが重要なのかなと思います。
トップメタ予想
ちょいちょい上でも出ちゃってますが、本レギュレーションにおいて環境トップに入ってくるだろうポケモンをまとめてみました。
①モンメン(あまえる/たねばくだん/くさむすび)

説明不要のあまえてるだけで勝てるCP500ルールの緑の悪魔です。
耐性があり、そこそこの耐久があるGマッギョ相手でもこの通り。

これだけみれば、タイプ一致のあまえるがCP500ルールでどれだけ強いのかがわかるかと思います。
あまえる等倍対面を作れれば、基本的にはアド作成できるんじゃないかな。
本レギュレーションで一番に対策すべきだと思います。
②スコルピ(どくばり/クロスポイズン/アクアテール)

どくばりのエネルギー強化により圧倒的高回転を得たつよつよ蠍。
8ターンで無限の可能性を持つクロポイと、毒わざアンチに強いアクアテールを打てる。
技範囲が広く腐りづらく、何かしらの仕事はしっかりと出来そうかなと思います。
このレギュにおいて常に意識しておきたい、あまえるとはっぱカッター両方に耐性があるのもとても良きかなと。
技を一回差し込んだ際のアドが本当に大きく、TPE決められる方だとより輝くかも。
③Gマッギョ(マッドショット/いわなだれ/じしん)

どこでも常連いつでも常連Gマッギョさんはなんだかんだ本レギュも常連だと思います。
耐性と耐久の優秀さはもはや言うことがないですが、
CP500リーグにおいてのタイプ一致じしんは等倍だとワンパン級の威力を持った、より強力なわざになります。
技範囲もご存じの通り優秀なので、上手く起点をつくれるとそれだけで試合をひっくり返せると思います。
④ラッキー(はたく/サイコキネシス/はかいこうせん)

説明不要の耐久オバケのピンクの悪魔。なぜツボツボが出禁になってこいつがならないのか。
強みとしては、圧倒的な耐久により相手のわざ2が4~5確程度まで耐えること。
そして、等倍ポケモンが5~6割は持っていけるタイプ一致はかいこうせん。
本レギュにおいても、シールドアドと対面を取れる範囲が非常に広いんじゃないかなと思います。
⑤ブラッキー(バークアウト/あくのはどう/イカサマ/サイコキネシス/とっておき)

説明不要の耐久オバケの黒ウサギ。
ラッキーと比べて、耐久減らして攻撃を増したバランスが良いブレンド具合になったポケモンかなと。
本レギュにおいて通りが良さそうでかつタイプ一致のそこそこの威力の悪わざ2が強い。
確2取れる範囲も多いと思いますので、等倍相手ならまずまず負けないんじゃないかなと思います。
サイキネも覚えるので、毒タイプ相手にワンパンが取れる可能性も。
かくとう族が少ない本レギュにおいて対策するのも難しいため、コイツが流行ると絶対モンメンが流行る。
⑥マスクド・ピカチュウ(でんきショック/かみなりパンチ/フライングプレス)

本レギュにおいて「ナイアン、、出禁にするならコイツだろ」枠NO.1。絶対色んな意味で荒れる。
強みとしてはでんきショック4-5でDPE2.25を誇るフライングプレス(Gマッギョに8割強のダメージ)がデバフ無しで乱射できるところ。
かみなりパンチもそこそこ軽い技で、でんき-かくとうの技範囲も非常に優秀。
スコルピと同じく、何かしらの仕事は絶対できる腐りづらいポケモンかなと思います。
コイツが流行ると、わざ2の両方を耐性で受けられてわざ1だけで処理できるモンメンが絶対流行る。
上位勢はもう厳選終わってるってマジ??怖すぎィ!!(ドン引き)
アンチトップメタ予想
正直上であげた6匹をうまい具合に並べるだけでも強いとは思いますが、
上のポケモン達相手にそこそこの仕事ができて、かつそこそこ汎用的に機能するポケモンを挙げてみました。
①ベトベター(どくづき/ヘドロこうげき/どろばくだん)

最大頻出であろうモンメン相手のハードカウンターってどいつだろうな?と考えたときに思いついた子。
どくづきが使えて高SCPはこいつしかいないと思います。
わざ2を打たれる前にモンメンを倒し切り、本レギュにおいてはそこそこ通りの良さそうなわざ2種。
綺麗に追えれば爆アドがとれるんじゃないかなと思います。
ちなみに、どくづきのDPT数値はとてもよい為、ラッキーやブラッキー等の高SCP族ともシールド枚数同数でもなかなか良い仕事をします。
はっぱ、甘えるに対してもしっかり耐性があるのもよし。
ただし、コイツのCP500以下って今確保できるのか…?これが一番のハードルだと思います。
②シシコ(ひのこ/ニトロチャージ/かみくだく)

鋼やむしがトップメタとして挙がってきてる中、その対策としての高DPTわざであるひのこを使える枠。
本レギュにおいては、水タイプもそんなに居ないとは思いますのでひのこ自体が腐ることは少ないと思います。
わざ2が少々重いため、技回転的なところで有利な対面をつくれないと腐ってしまう可能性はあるかなとは思いますが、
きっちりハマれば全抜きもあるポテンシャルを持ってる子かなと思います。
③エアームド(エアスラッシュ/ゴッドバード/ブレイブバード)

みんな大好きエアームド。タイプ相性だけで飯を食ってるような鋼鳥
本レギュにおいては、見た目ほどの耐久がなさが原因で等倍技で確2を取られてしまう事がそこそこあり、トップメタ程の活躍はできないかな~なんて思ってはいます。
ただ、ラッキーやホシガリス等のしんどいノーマル族に対して安定して相手できることだったり、
DPEが非常に優秀なブレイブバードは本レギュレーションでは一撃技であるのもあり、なんだかんだ使われるのかな~なんて気がしてます。
④ホシガリス(タネマシンガン/のしかかり/かみくだく)

わざ1高回転枠。
9ターンでタイプ一致のしかかりが打て、大体の普通SCP相手には確2取れるのが強み。
ただ、高SCP相手には確3になってしまったり、火力不足なところもあり、のしかかりの優位性が押し付けられない相手には少々弱いかも。
シシコなんかと同じく、有利対面を作れれば爆アドが取れるハマれば強ウザな枠かなと思います。
⑤チルタリス(りゅうのいぶき/ゴットバード/マジカルシャイン)

りゅうのいぶきと高耐久と優秀なタイプの組み合わせは有象無象に圧倒的強さを誇るため、本レギュでもなんだかんだ強いと思います。
絶対的アンチであるこおり技使いが本レギュレーションでは少ないため、Gマッギョとモンメンを避けられればそれなりに活躍できるのではないかと。
個人的な感想として、圧倒的優位がつくれる対面はそこまで多くなさそうな器用貧乏感は否めないので、そこまで流行らない気もしますが。可能性もこめて。
⑥ラグラージ(マッドショット/ハイドロカノン/ヘドロウェーブ)

どいつもこいつも安定してだし負けGマッギョ追えねぇじゃねぇか!!!
って嘆いていて水わざみてたらいたわド定番。高回転枠。
しかもCP500ルールでタイプ一致ハイドロカノンのDPEの押し付けは大体ほぼワンパンで言わずもがなめちゃくちゃ強い。
しかもどく、でんき、いわにきっちり耐性を持ってます。きっちりトップメタ対策として機能しそう。
ただしSL,HLルール以上に草技で即死して相手にアドあげちゃうマンとして機能するので、流行り廃りは激しそう(ホシガリスのタネガンで10%入る)
このレギュの為にすご技使うか…?
パーティ組みにおける留意点
トップメタを踏まえてパーティ組みの際に気を付けようと思う事を挙げてみました。
①モンメンのあまえるで半壊しないようにする。
絶対的ド定番わざでパーティが半壊しないように注意する必要はあるかなと思います。
個人的には初手裏共に最低でもシールドアドを取れる子を置いておきたい。
けど、正直対策をしすぎても、偏ってしまうような気もする。難しい。
②だし負けGマッギョを追えるようにする
このレギュについて色々考えていると、相手の引き先Gマッギョ対策が激ムズだということがわかります。
今だに安定して後追いできそうなのがラグラージとマスピカ以外答えが出ません。。
③相性補完より、トップメタ意識
このレギュについては、
- わざ1とわざ2のゴリ押し具合がバグってる(あまえるに加えて、フライングプレスやハイドロカノン等)
- ラッキー、ブラッキー等の圧倒的SCPがいる
以上のことから、相性補完を厳密に考えたところで意味が正直ないんじゃないかなと私は思ってます。
ならびに、前述のトップメタ-アンチトップメタで環境が構成されるんじゃないかなとは思います。
おわりに
今回は新レギュレーション、リトルジャングルカップの考察ということで文章を書いてみました。
何度も言いますが、エッジの効いたルール故に事前の準備をしっかりしていれば、知識でトッププレイヤーとの埋めるチャンスは十分にあると思います!
ここまで色々書きましたが、
実際に試合の流れや勝ちパターン等は実際に対戦してみないと何とも言えない所が大きいので、
結局は近くなってみんポケの野良対戦しつつダメ感など細かいところ調整という形になりそうかなと。
また近くなり、運用感の良い満足したパーティが出来たらご紹介したいと思います。
皆様が楽しんで、かつ勝てるようなヒントになるような記事になっていたら嬉しいなと思います。
勿論twitterやDMにてこんな可能性あると思うから追加で検証して!なんて事がございましたらご連絡下さい。
大歓迎でございます。
それでは皆さん、新シーズンもいい夢見ていきましょう。