S9始まりましたね!
皆さんダンデポーズの為に幸先の良いスタートは切れていますでしょうか?
私は初日から初手ユキノオーがドクロッグとアロガラにメタメタにされて泣きそうなスタートです。
ナイアンマッチング、存在すると思ってます。

閑話休題。
S9最初のリーグは通常SLと同時並行でSLリミックスが開催になっており、
レギュレーションはS8のままから据え置きの使用率上位20匹が出禁ルールとなっております。
私は前回のS8でのスーパーリミックスで本記事で解説する構築を使い、
レートが2584→3306(リーダーボード59位)まで登れた&レジェンド達成出来ました。
ですので、一定の強さは保証できるパーティと自負しております。

使い方も対面構築がベースになっていますので、初心者でも扱いやすいと思います。
是非晩飯に困った時に使うクラシル位の感覚で見ていってやってください。
また、twitterでご依頼を頂いた方、ありがとうございました。
コンセプトと構築経緯
前回のS8潜っていた方はわかるとは思いますが、本レギュレーションでは水、鋼の上位ポケモンが綺麗に出禁になったお陰で、
毒-悪(特にクイン-タチフサ)軸が生き生きとしており、非常に流行っていましたね。
SCPも高く、技の通りも補完も非常に良いため、使っていれば有象無象のパーティには負けない隙の無さがあったように思います。
ただ、この流行りの相性補完を同じように使うことで
- ミラーパーティだと差し込みゲー化する
- 同相性補完だと、初手と引き先でのパーティじゃんけんになりがち
- 流行り故にメタが浸透すると勝てなくなるパーティが増える
こんなように面白くないゲームと化す気がしていたので(私が思っているだけで違う可能性はありますが)
今回は「流行りの相性補完の外側で戦う」をコンセプトにPTを構築してみようと思いました。
意識したことは4つ
- 初手は本レギュにおいてに広めに出し勝てる子を。
- 初手じゃんけんに勝てた際に裏が広く追えるorアドが作れる
- 初手だし負けても、悪毒構築相手に対面をひっくり返せるポテンシャルのある引き先
- 幅広く対応できるようにするためにSCPはできるだけ高めにする
初手は、SLの制限レギュレーションで等倍の対面に強く、タチフサに対して安定のプクリンを。
裏には流行りの毒に強く、一発で試合ひっくり返せる可能性のあるナマズンと、
流行りのはっぱ、あまえる、ユキメノコやレジスチルに対して爆アドをとれ、かつオーバーヒートが有用なSキュウコンを採用しました。
裏の2匹の後追い範囲が広い事に加え、プクリン+ナマズンの本レギュにおける優秀な相性補完が合わさった所がこのパーティの強みだと思います。
パーティ構成ポケモンのよいところ
①初手プクリン(あまえる/れいとうビーム/じゃれつく)

- 言わずもかなSLのあまえるの押し切り性能が強く、対面維持して裏に繋げられる。
- ニドクインをメタろうとする原種マッギョや水ポワルン相手に安定して対面が取れる。
- SCPがそこそこ優秀なのがうまあじ
②ナマズン(マッドショット/どろばくだん/ふぶき)

- どくポケモンを安定して屠れる(ゴルバット以外)
- ランターンやマッギョ、ホルード等の頻出ポケモンを安定して屠れる
- SCPがそこそこ優秀なのがうまあじ
③Sキュウコン(ひのこ/ウェザーボール/オーバーヒート)

- 等倍相手ならオーバーヒートをぶつけるだけで対面を大体返せる圧倒的な威力
- 等倍相手ならひのこ+ウェザーボールのDPTが非常に優秀な為、安定して対面維持できる
- 頻出のユキメノコ、プクリン相手にきっちり起点を作って相手の裏と対峙できる
- なんでか流行りから一歩外れているのでpt考慮されていなくてガン刺さりすることが多々ある
- SCPがそこそこ優秀なのがうまあじ
このパーティの肝

①プクリン+ナマズンの有象無象への強さ
プクリンで倒せないポケモンは大体ナマズンで倒せます。
運用した感じ、貫通するのはSウツボットくらいかなーと思ってます。
両方SCPもわざも非常に優秀ですので、腐ることがあまりなくかつどちらも貫通性能を持っています。
②Sキュウコンの対面返し性能
プクリンだし負けは基本的にSキュウコンに引く立ち回りです。
上でも言いましたが、オーバーヒートで大概のポケモンがワンパン取れますのでシールド択を生めます。
ウェザーボールのブラフをうまく使えば、対面は取れないまでもシールドを2枚はがしたり。
裏次第では十分プクリンとナマズンでひっくり返すことが可能です。
③Sキュウコンのハマり性能

本レギュレーションでトップメタに上がってくる、プクリンやユキメノコを相手が引き先に使ってきた際、
ノータイムでSキュウコンで追えると
- ユキメノコはシャドボ+ゆきなだれを打つ前にひのこだけで削り切れる。(シャドボは十分耐えてこなゆきで削り切られない)
- プクリンはわざ2発動前までひのこで削り10発目を打つ際にウェザボを打って削り切れる
ので、相手の裏にゲージを貯めたSキュウコンで圧をかけられます。
ほかにもトロピウスやSクチート、Sウツボ等追えると気持ちよくなる対面もあります。
なんだかんだハマる場面が多かったですし、ハマったら大体勝てます。
パーティの使い方と注意点
使い方は
「プクリンで対面を取って、裏の二匹で有利対面作りながらしっかり追う」
「プクリンが出し負けたら、Sキュウコンを出してオーバーヒートで対面返しを狙う」
大体この2点を意識していれば大体大丈夫だと思います。
あと、実践の中で注意しておく勝率が上がるだろう点を何点かを挙げておきます。
①水氷氷ギミックに注意

一部youtuberさんが使っていた、水ポワ、メノコ、ユキノオーのギミックPTには注意しましょう。
前回SLリミのの後半に結構流行っていました。
水ポワ、メノコときたらメノコの技2を受けずにシールド張って、ウェザボ連打して時間稼いで温存した後に水ポワにナマズンを雑投げして裏のノオーを引き出す。
なーんてSキュウコンを生かさないといけない特殊手順が必要だったりします。(水ポワがウェザボにシールド張を張ってきたらほぼユキノオー確定です)
初手と引き先がわりかし特徴的なので覚えておくと良いと思います。
②初手Sウツボはプクリンでつっぱる

初手SウツボはこのPTにおいて非常に辛いポケモンです。
基本は初手プクリンつっぱり、相手のSウツボの技にシールド張らずにSキュウコンのオンリーひのこ突破
あとは相手の裏お祈りゲーミングです。
裏にオバヒぶち当てて抱え落ちさせることができたり、Sキュウコンやナマズンが貫通してたりして勝てた試合がそこそこあったので、必ず諦めないでお祈りしましょう。
信じる者は救われます。(2割くらいの確率で)
③Sキュウコンで有利対面を作成できたら基本はシールドを張らない

Sキュウコンは良くも悪くも炎技しか持たないピーキーなポケモンでありますので、
有利対面時(特にメノコのシャドボやスチルのきあいだま)にシールド張ってしまって、アドを取られてしまうと、
相手の死に出しの水ポケモンで作ったアドを無駄にされた挙句、シールドアドを生かされて負けなんて事が起きます。(①の水氷氷ギミックだけ特例)
カウンティングをしっかりしてシールドアドをとられないように、かつ相手の裏に圧をかけられるようギリギリまでゲージを貯める立ち回りを心がけるのがとても大事です。
パーティ変更オプション

①Sキュウコンout⇒ゴルバット(つばさでうつ/どくどくのキバ/シャドーボール)in
あまりにも環境に水や毒がおおすぎてパーティ単位でSキュウコンが負け筋になることが増えた時のオプション。
この子もはっぱカッター、あまえる、毒悪に幅広く強いので、本レギュレーションでは安定して仕事してくれると思います。
②初手をSキュウコンに変更
あまりにも初手毒が多すぎな時のオプションその2
これをすることで、よりパーティが対面構築寄りになります。
初手にクチートやら、トロピウスやら、Sウツボやらが増えて、Sキュウコンがガン刺さりするなと思ったら思い切って変えて良いかなと。
あとは変えた後にナイアンマッチングの犠牲にならない事を祈りましょう。
おわりに
今回はSLリミックスのパーティ構築紹介を致しました。いかがだったでしょうか?
S8では最終的にプクリン-ナマズン軸の補完を使っている上位プレイヤーが結構多かったですので、
本レギュレーションの狭い環境でこの相性補完は一つの最適解なのかなと思っています。
Sキュウコンが若干厳選と、すごいわざマシンが必要で面倒な部類に入るとは思いますが、
それなりに結果が出るパーティだとは思いますので、パーティに迷っている方は是非是非使ってみてください。

Sキュウコンがハマる爽快感、癖になります。私はもう戻れません。
それでは、新シーズンもいい夢みていきましょう!!
