この記事を読むと

・スーパーリーグで勝ちたいんだけど、まずどのパーティがおすすめ?
・せっかく作ったパーティが環境変化して使えなくなるのは嫌だなぁ。
・バトルリーグそこまで興味がないんだけど、そこそこ勝てる構築を知りたい
なんて疑問が解消します。
みなさんS9の調子は如何でしょうか?
書いた記事についてちょこちょこ反応を頂けて、嬉しい限りです。
こんな弱小ブログでも、皆様の少しでもお力になれるよう引き続き頑張っていきますので、よろしくお願い致します。
頂いたご質問の中で、

SLで一番最初におすすめの構築(ガチパ)は何がおすすめですか?
なんて質問がありましたので、
今回は私がシーズン5からずっと愛用しているスーパーリーグの定番構築をご紹介致します。
構成の紹介から、使い方、環境での立ち回り方なんかを一歩踏み込んでご紹介しますので、
上司と飲み会で同席した際にとりあえず頼む枝豆くらいの感覚で見て行っていただけたら幸いです。
パーティの構成ポケモンとよいところ
①エアームド(エアスラッシュ/ゴッドバード/ブレイブバード)

- 言わずもかな構成タイプが非常に優秀。10タイプのわざに耐性を持ち、弱点は環境に少ないほのお、でんきわざのみ。
- タイプ一致ブレイブバードの威力がスーパーリーグ下では非常に優秀。
- フシギバナなんかの頻出の草タイプ、最近流行りのニドクインとの対面に圧倒的安定感を誇る。
②マリルリ(あわ/じゃれつく/ハイドロポンプorれいとうビーム)

- 圧倒的SCPを持ち、等倍対面に非常に強い。
- フェアリー/みずで構成されたタイプが優秀。環境に多いカウンター族や、あくタイプ、鋼タイプ等見れる対象範囲が広い。
- フェアリー&みずタイプが対応できるわざ範囲が広く、の起点を作成した際に腐ることが少ない。
- くさ技やニドクインを意識するなられいとうビーム、トリデプスを意識するならハイドロポンプを採用するとよし
③ラグラージ(マッドショット/ハイドロカノン/ヘドロウェーブ)

- 圧倒的DPEを持つ壊れ技ハイドロカノンが圧倒的高回転で打てる。
- 弱点がくさタイプしかなく、くさわざを使うポケモンがいないパーティ相手には非常に強い。
- トップメタのトリデプスを詰ませられる貴重な存在。
パーティの構成について
いわゆる、鋼水水と呼ばれている定番のギミックパーティになります。
ギミックパーティとは…役割の似たポケモンを裏2匹に並べ、そのポケモンに強いポケモンを初手に並べた構成のパーティ。いわゆるABB型パーティのこと。
ただし、一般的なギミックパーティと違い
- マリルリの役割対象(=有利に相手できる相手)の広さ
- みず技であるハイドロカノンの等倍対面の強さ
これらのお陰で、出し勝った場合でもそのまま追う事が出来ることが多いです。
ですので、ギミックパーティですがバランスパーティ寄りでもありますので初心者でも扱いが難しいなんてことはなく、安心して使えるところがとても良いです。
このパーティの肝

①だし負けマリルリ
現環境の中でも安定してマリルリを追えるポケモンというのが少ないです。
その理由を挙げると、先ほどのよいところでの紹介とも被りますが
- 圧倒的耐久による等倍対面での強さ
- みず/フェアリーわざの通りの良さ
これらが挙げられると思います。
相手のパーティにフシギバナやメガニウムが居なければ、少なくとも相手のシールド一枚は持っていけるだけの地力があり、腐りづらいです。
もちろん相手がマリルリ対策をしていなければそのまま対面を返せる事も多々あります。
その時は、裏のラグラージとエアームドが有利に仕事を遂行できれば大体その試合は勝てます。
②エアームドとラグラージのシナジー
エアームドとラグラージ(通称:ラグムドー)は鉄板級の相性補完の良さを誇ります。
簡単に言うと
- ラグの苦手なポケモンはエアームドの超得意なポケモン(くさわざ等)
- エアームドの苦手なポケモンはラグラージの超得意なポケモン(ほのお、でんきわざ、はがねタイプ等)
こんな感じです。
ですので、相手のパーティ1匹で、こちらのパーティが崩壊する事(所謂貫通ポケモン)が少なく、安定した強さを誇ります。
③環境への適応能力
このパーティは対応範囲が広く、様々なパーティに勝ち筋があります。
という事は、環境が変化しても対応が出来るということに繋がります。
現に、S8でどくわざが強化されましたが、このパーティにおいてはエアームド、ラグラージがどくわざに安定して強いため影響を受けるどころかプレゼンスが上がりました。
元々、スーパーリーグは広いポケモンに有利が取れる鋼ポケモンがいて、その対策のカウンター族やみず技持ちがいて、さらにその対策が…なんて感じで環境が回っていたりします。
今例に挙げた中の鋼に対してはラグラージ、カウンターやみずわざに対してはマリルリ、その対策にはエアームド…
なんだかんだ環境が変われど、今回紹介した3匹全てが腐るような不利な環境はなかなか来づらいのではないかなと思います。
マスターすればある程度の勝率をずっと保ち続けられる強パーティのひとつかなと思います。
パーティの使い方と注意点
このパーティの使い方は
「出し勝ったらマリとラグの有利なポケモンでそのまま追う」
「出し負けたらマリに引いて草を釣ってムドーで処理。その後にラグの一貫を狙う」
この2つが基本方針になります。
後は、実践の中で勝率を挙げるためのポイントをいくつかご紹介致します。
①相手の裏にフシギバナとメガニウム、ナットレイが居ないか
このパーティの裏の2匹が対処できないポケモンとして筆頭なのがフシギバナとメガニウム、ナットレイです。
裏にいるなと感じたら、ムドーが倒される前にマリに引いて釣りだす必要があります。
現環境ですと大体の場合で、
- フシギバナはGマッギョ-フシギバナ軸とトリデプス-フシギバナ軸のセットが定番
- メガニウムは定番パーティのムドーヤミラミとセット
- ナットレイはチルタリス-ナットレイ軸のようなセットが定番
これを覚えておけばいいと思います。特に後者は覚えておくと良いかもしれません。
②エアームドで起点を作成する事を意識する
このパーティにおいて、試合全体のダメージレースで勝つことを意識した際に、
エアームドのタイプ一致ブレイブバードは非常に大きな役割を果たすことが多いです。
等倍だと、一般的なポケモンなら6~7割くらいのHPを削れる強い技です。
しかし難点として、エアスラッシュを7回打たなければならない(21ターンかかる)ので、
起点を作成出来そうなときは積極的につくって、ブレイブバード打てるようにしましょう。
相手が打ち逃げを嫌がってゴッドバードにシールドを張ってくれたり等、駆け引きを上手くやることで、劣勢でも勝ち筋が生まれることがあります。

前のシーズンの動画になりますが、まろさんが解説している動画があります。大変勉強になりますので、見てみるといいかも!
動画はこちら
パーティ変更オプション
①初手をラグラージに変更
あまりにも初手にGマッギョやトリデプスが増えすぎて嫌になった時のオプション。
初手をラグラージにすると、構築が対面構築寄り(いわゆるABA型)になります。
ラグラージは等倍対面であれば広い範囲で対面が取れますので、裏のエアームドとマリルリを上手く押し付けながら立ち回れば勝てます。
S8~9で流行りの初手ニドクインにも圧倒的な強さを誇りますので、環境にもそこそこフィットしているとように感じます。
②ラグラージout⇒初手にSユキノオー(こなゆき/ウェザーボール/エナジーボール)

初手にラグラージやマリルリ等の水が増えてきて嫌になった時のオプション。
Sユキノオーは等倍対面であれば圧倒的高回転のウェザーボールを駆使して対面が広い範囲で取れます。(流行りのデスカーンにも勝てます)
流行りのニドクインもシールド2枚はがして、裏のエアームドで起点にできますし、相手の裏が流行りの悪悪だったりしたらマリルリがしっかり一貫します。
マリルリとユキノオー、エアームドとマリルリもそれぞれそれなりに相性補完が取れていますので中々バランスも良いように感じます。
初手にカウンター族が減ってきたときがチャンスです。是非採用してみてください。
おわりに
今回はスーパーリーグの定番構築を紹介しました。いかがだったでしょうか?
マリルリがXLアメが必要で少々育てづらかったり、エアームドの巣が無くなって厳選しづらかったり等の
育成面でのマイナス要素が現在は増えてしまいましたが、それを補うだけの強さはあると思っています。
また、本当にド定番構築なので使用したことがある方も結構いらっしゃると思います。
そのため、立ち回りに迷った時に頼れる方が多いというのも初心者の方には大事な要素なのかなーとも思います。
S5からずっと使い続け、なんだかんだずっと使えている、私としても愛着のあるパーティですので、この機会に興味が出た方は是非使ってみてください!
シーズン9も引き続き、いい夢みていきましょう!